地震とか急な災害ならどうしようもない時がありますが、前もって分かっている災害で亡くなっている方がいらっしゃいます。
防げるものは防いでいきたいですね。今回は事前に出来ることをまとめてみました。
おじさんは防災の専門家ではありません。過去の災害で経験したこと、教訓にしたことを記事にしています。
もくじ
・ハザードマップ
自宅や勤務先など家族の活動する所は必ず確認しておきましょう。地震以外はデータがあると思うので、避難場所をどこにするか、どのルートで行くかなど決めておくといいでしょう。可能であれば実家のおじいちゃん、おばあちゃんとも話し合って、有事の時にどうするのかも決めておくといいと思います。
また、ハザードマップには道路など載っていますが、歩道や小さい道など細かい所は記載されていません。お住まいの地域でピンポイントな災害場所があれば共有しておきましょう。それと家の周辺に壊れそうな建造物や危ないものが無いか確認だけしておきましょう。
・キキクル
気象庁のホームページの中にあります。土砂崩れ、浸水、洪水のリアルタイム画像が閲覧できます。また、6時間前~現在まで見ることが出来るので、今後どうなるかの予測もつきそうです。
キキクルで検索すれば一番最初に出てきますが、いざという時「キキクル」って覚えてないと思うのですぐ見れるようにブックマークしておきましょう。
ネット使えなきゃ見れません(´゚д゚`)
・テレビ、ネット
災害時の情報として使いますが、ネットでデマが拡散されるという大変危険な事が起こっています。ネットは気象庁のホームページか各キャリアのニュースページなどを確認した方がいいです。災害の速報のタイミングですが、どの媒体、チャンネルも同じです。ただ、NHKはその時のさらに詳しい情報をいち早く出せるので、NHKにしとくといいでしょう。
おじさんのおすすめはYouTubeのウェザーニュースライブです。場合によってテレビのNHKと両方見たりしています。
・ラジオ
もしラジオしかない場合はちょっと大変かもしれないです。あと数年でAM放送はFM放送に格上げになる予定です。AMは3チャンネルだけになるとか。番組もあまり面白いものもない?ですが、最低限ニュースは聞くことが出来ます。おじさん世代は小さい頃にラジカセで聞いていたり、車のラジオ聞いてたりしているので使えるのですが、皆さんは使ったことありますか?周りに使える人がいないと大変なので使い方だけここで覚えましょう。
乾電池(ボタン電池のものもある)が必要なものがあります。ものによって何の電池が何本(枚)必要か変わってきますのでそれに合わせて準備お願いします。番組はNHKラジオ第1 “594kHz”(これは東京近辺の周波数です。エリアごとに変わっていますので注意!)でいいと思います。他の番組聞きたい方は探してみてください。昼間聞き取りずらいチャンネルが夜になると聞こえたりとか、結構探すのも楽しいですよ!
なんだかラジオの回し者みたいになってしまいました。別にいいけど。ですが東日本大震災の時、停電+携帯圏外になったので、情報源はしばらくラジオでした。その後にあの惨劇をテレビで見ました。ラジオの情報だけではここまで酷いとは思わなかったので。(゚Д゚;)
説明書読めば出来ると思いますが、一応聞けるまでの手順です。ついでに番組表の1部もどうぞ。
アナログタイプ | デジタルタイプ |
---|---|
1.電池を入れる(ドライバーが必要になるものがあります) | 1.電池を入れる(ドライバーが必要になるものがあります) |
2.本体の電源を入れる | 2.本体の電源を入れる |
3.ある程度音量を上げる(ザーっていうノイズが聞こえます) | 3.ある程度音量を上げる(ザーっていうノイズが聞こえないものもあります) |
4.アンテナを伸ばす | 4.アンテナを伸ばす |
5.FM、AMを選ぶ | 5.FM、AMを選ぶ(ボタンで切り替えが多いです) |
6.選局 クルクル回す所があるので聞こえる所まで回していく。チャンネルを変えたいならまたクルクル回していく(例、NHKラジオ第1 “594kHz”であればその辺に合わせれば聞こえてきます。) | 6.選局ボタン だいたいボタンを押すとオートで選局します。チャンネルボタン↑↓などで選局していきます |
7.アンテナの角度変えてみたり、選局のクルクルをちょっと動かしてみたり、本体ごと移動してみたり。良く聞こえるポイントを探していく | 7.アンテナの角度変えてみたり本体ごと移動してみたり。良く聞こえるポイントを探していく |
8.好みの音量にしていく | 8.好みの音量にしていく |
・災害用伝言ダイヤル
固定電話、公衆電話で使えます。携帯はだいたい使えますが、一部まだ使えないものもあります。
電話番号は「171」(居ない)です。無料で使えます。
生存確認、現在いる場所などを相手に伝える手段です。録音時間は30秒しかないので、一言二言ぐらいでしょう。
昔は災害が起こった時、皆で一斉に携帯使ったので、必要な方が必要な方に連絡が取れませんでした。今はそれとは別に回線確保しているみたいなのでパンクすることはないようです。おじさんも避難訓練の時使ってました。
災害用伝言ダイヤルは大規模な地震の発生など被災地への電話がつながりにくい状況となった場合に使うことが出来ます。
開始の案内や使う条件については、テレビ、ラジオ、インターネットなどとでご確認ください。
訓練の為、下記期日にも利用できます。
・毎月1日、15日
・防災週間(8月30日~9月5日)
・正月三が日(1月1日~3日)
・防災とボランティア週間(1月15日~21日)
!練習の為、1回は実践してみてください!
固定電話、公衆電話からメッセージを録音するやり方を紹介します。携帯は171にかけた後のガイダンスに従ってやってみてください。
録音する場合
171に電話をかける
↓
こちらは災害用伝言ダイヤルセンターです。
録音される方は1、再生される方は2、暗証番号を利用する録音は3、暗証番号を利用する再生は4をダイヤルして下さい。
↓
被災地の方はご自宅の電話番号、または連絡を取りたい被災地の方の電話番号を、市外局番からダイヤルして下さい。
被災地以外の方は連絡を取りたい被災地の方の電話番号を、市外局番からダイヤルして下さい。
↓
電話番号03-0000-0000(090-0000-0000)の伝言を録音します。プッシュ式の電話機をご利用の方は数字の1を押して下さい。ダイヤル式の方はそのままお待ち下さい。なお、電話番号が誤りの場合、もう一度おかけ直し下さい。
↓
ダイヤル式(いわゆる黒電話) | プッシュ式 |
---|---|
「伝言をお預かりします。ピッという音のあとに30秒以内でお話下さい。お話が終わりましたら電話をお切り下さい。」 !必ずピッという音がなってから話してください! | 「伝言をお預かりします。ピッという音のあとに30秒以内でお話下さい。お話が終わりましたら数字の9を押して下さい。 !必ずピッという音がなってから話してください! 話し終わったら電話を切ることも可能です (伝言は録音されています) |
話し終わったら電話を切ることも可能です (伝言は録音されています) | 「伝言を繰り返します。訂正されるときは、数字の8を押して下さい。」 |
「伝言をお預かりしました。」 | 8を押さない場合録音分を再生 |
9を押した場合再生をスキップ | |
「伝言をお預かりしました。」 |
再生する場合
171に電話をかける
↓
こちらは災害用伝言ダイヤルセンターです。
録音される方は1、再生される方は2、暗証番号を利用する録音は3、暗証番号を利用する再生は4をダイヤルして下さい。
↓
被災地の方はご自宅の電話番号、または連絡を取りたい被災地の方の電話番号を、市外局番からダイヤルして下さい。被災地以外の方は連絡を取りたい被災地の方の電話番号を、市外局番からダイヤルして下さい。
↓
電話番号03-0000-0000(090-0000-0000)の伝言を再生します。プッシュ式の電話機をご利用の方は数字の1を押して下さい。ダイヤル式の方はそのままお待ち下さい。なお、電話番号が誤りの場合、もう一度おかけ直し下さい。
↓
ダイヤル式(いわゆる黒電話) | プッシュ式 |
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「新しい伝言からお伝えします。」 伝言が再生されます | 「新しい伝言からお伝えします。 伝言を繰り返すときは数字の8を、次の伝言に移るときは数字の9を押して下さい。」 伝言が再生されます |
「次の伝言をお伝えします。」 (複数伝言があった場合) 「お伝えする伝言は以上です。」 | 「伝言を繰り返します。訂正されるときは、数字の8を押して下さい。」 |
「電話をお切り下さい。」 | 8を押した場合今の伝言を繰り返します |
9を押した場合「次の伝言をお伝えします。」 (複数伝言があった場合) 再生が全て終わったら「お伝えする伝言は以上です。」 | |
「伝言を追加して録音されるときは数字の3を押して下さい。」 録音が必要なければ電話を切ることも可能です 3を押した場合は「伝言の録音を促す」旨のガイダンスが流れ録音ができます。 | |
「電話をお切り下さい。」 |
・避難訓練
学校や会社では避難訓練を実施してると思いますが、自宅ではやってない方が多いです。
おじさんもやってません(>_<)
ですが、代わりに情報の共有や話し合いにこの時間を使っています。
あと、このタイミングで備蓄品の確認をしています。
避難訓練で思い出したのですが、ミドリ安全の畳めるヘルメット。いいですね!
・事前の備え
災害の速報が来た時点で買い出しに行くと100%激混み&人間の醜い争いに遭遇します。で、品物も既に無い。という非常に無駄な時間を過ごすことになります。余裕をもって購入できるものは終わらせておきましょう。家の備蓄に関しては十人十色、必要だと思うものをご用意ください。食料品は賞味期限が近いものは食べ替えを。
家の中の話ですが、家具、家電が倒れてこないよう固定しておきましょう。また部屋から逃げる時の通路確保もしておきましょう。多少散らかっててもいいので。風が強くなる時は窓の防護策もとっておきましょう。台風の記事で書いておりますので、そちらも見ていただければ嬉しいです。
いざ襲来した時に2次災害も被らないようにしっかり準備しておきましょう。
・非常持出袋
心配な方はあれもこれもと選んでしまい、山のような災害グッズになってしまうこともよくあります。自宅避難であれば問題ないですし、あれば実際は使うので気持ちは分かります。しかしここから避難時持っていくものをピックアップする時にまた悩みます。(´・ω・`)
ポイントは避難時持っていく袋の大きさ(簡単にもって行けるくらい)を決めて、1袋だけにします。そこに優先順の高いものから選んでいき、入らないものは諦めます。また、災害の種類によって多少アイテムが変わります。
自分では最低限選んでいるし、どれも外したくない。悩ましいのは分かりますが、旅行ではないので諦めも必要です。
今の避難所はダンボールやブランケットなど備わっていることが多いし、もしかしたら近くにいる方に借してもらえることもあるので、そんなに気を揉まなくても大丈夫です。灯り、ティッシュ、携帯トイレ、買い物袋、タオル、下着や着替え(Tシャツ)は必須かと思います。暑かったらヒヤロン、寒かったらカイロなど、時期に合ったものも入れておくといいでしょう。お菓子なんかもハイカロリーかつちょっとずつ食べられるので、少なくても長持ちすると思います。チャック付きのものがオススメです。缶詰は賞味期限が長いのでラインナップに入れたくなりますが、箸が必要になるのであまりお勧めしません。ネットで非常持出袋買う時は、ラインナップの要確認を。おじさんの非常持出袋に電卓なんぞ入っていました。何に使うんでしょうか?
・まとめ
おじさんの小さい頃に比べて色んな災害が増えました。また、規模も大きくなっています。
何の根拠もなしに”大丈夫だろう”は自然災害の前では通用しません。
ですが事前に必要な知識さえ入れてればどうしたらいいのかが分かってきます。
その上で必要なものを準備し、正しい判断をすることが出来るとおじさんは思います。
まずは自分の命が一番大事です。最悪自分でしか守れません。それだけはしっかり頭に入れて楽しく暮らしていきましょう。